準強姦

準強姦とは

準強姦とは

準強姦罪は、以下のいずれかの場合に成立します(刑法第178条2項)。

 

女子の心神喪失もしくは抗拒不能に乗じて姦淫した場合

女子の心神を喪失させ,もしくは抗拒不能にさせて姦淫した場合 

 

強姦罪とは異なり、暴行・脅迫は必要ありません。

 

準強姦罪は、親告罪です(刑法第180条1項)。裁判にするためには、被害者の告訴が必要とされています。

 

 

罰則

3年以上の有期懲役

 

 

その他の性犯罪との関係

・暴行・脅迫を用いて13歳以上の女子を姦淫した場合には、強姦罪が成立します(刑法第177条前段)。13歳未満の女子を姦淫した場合も、強姦罪が成立します(刑法第177条後段)。

 

・2人以上の者が現場において共同して準強姦罪を犯したときは、集団準強姦罪が成立します(刑法第178条の2)。

 

・準強姦罪を犯して、結果として、被害者にけがを負わせてしまった場合には、準強姦致傷罪が成立します(刑法第181条2項)。被害者を死亡させてしまった場合には、準強姦致死罪が成立します。準強姦致傷(致死)罪は、裁判員裁判対象事件となります。

 

 

よくあるご相談の例

・女性に睡眠薬を飲ませて、意識を失わせたうえで姦淫したという準強姦事件について、被害者の女性への謝罪と示談交渉をお願いしたい。

・準強姦罪で家族が逮捕されたという連絡を受けた。すぐに接見してほしい。

・冤罪である。裁判で弁護人になってほしい。

 

 

準強姦の弁護活動

事実関係を認める場合(自白事件)

被害者に謝罪し、示談をする

準強姦罪は、親告罪です。示談が成立し、告訴の取り下げがなされた場合には、不起訴処分となります。他方、示談が成立しなかった場合には、裁判になる可能性がきわめて高いといえます。

 

準強姦罪は、被害者の性的自由を侵害する罪であり、被害者の女性は、肉体的にも精神的にも、とても辛い想いをされています。被害者の女性のご不安を少しでも軽減できるよう、一日も早く謝罪をし、誠意をもって償いの行動をすることが大切です。

 

準強姦罪のような性犯罪の場合、被害者の女性は、事件のことについて、男性と話をすること自体、こわいと感じている方も少なくありません。性犯罪の場合には、被害者の女性へのご連絡は、女性弁護士から差し上げた方が、安心してお話いただけることが多いように思います。当事務所では、ご希望いただいた場合には、被害者の女性へのご連絡は、すべて女性弁護士がご担当させていただきます。くわしくは、「女性弁護士による性犯罪の法律相談」のページをご覧ください。

 

 

再犯防止に向けた取り組みへの支援

性犯罪は、再犯率が高い犯罪であるとされています。被害者の女性は、「また同じことをするのではないか?」というご不安を抱いています。そのようなご不安を払拭するためにも、再犯防止に向けた具体的な取り組みを行うことが大切です。以下は、その一例です。

 

<具体例>

  • 反省文を作成する。
  • 事件の原因とその解決策について、具体的に検討する。
  • 事件を起こしてしまった環境から遠ざかる。
  • 専門の医療機関での治療を受ける。
  • 自助グループに参加する。
  • 家族の指導、監督に従う。

 

当事務所では、ご相談に応じて、専門の医療機関とも連携しながら、上記のようなご本人様、ご家族の皆様の活動をサポートしております。

 

「性的な問題について、これまで誰にも相談することができなかった。」

「やめなければと思っていながら、やめられずに繰り返してしまった。」

「どのように、本人をサポートしたらよいのかわからない。」

というような、ご本人様・ご家族の皆様からのご相談も多数お受けしております。

  

どのようなご不安・ご心配事でも大丈夫です。

安心してご相談ください。

 

 

裁判でのポイント

準強姦罪は、裁判官3名による合議体での裁判となります。

 

準強姦罪は、被害者の性的自由を侵害する罪ですので、性的自由の侵害の内容・侵害の程度が、量刑上、重要な事情になります。量刑判断においては、そのような事件自体に関する事情に加えて、以下のような諸事情が考慮されます。

 

・反省状況及びその程度

・被害者に謝罪や反省の気持ちが届いているか否か

・被害弁償を行っているか否か

・前科の有無

・再犯のおそれの有無 など

 

準強姦罪の場合、初犯であっても、実刑判決となる可能性は十分にあります。裁判で執行猶予判決を獲得するためには、被害者に対して誠意をもって償いの行動をすること、再犯防止に向けた具体的な取り組みを実践することが大切です。当事務所では、性犯罪の弁護経験豊富な弁護士が、上記のような活動をサポートさせていただいております。 

 

 

事実関係を争う場合(無罪を主張する場合)

否認事件の弁護活動 をご参照ください。

 

当事務所では、強制わいせつ事件について、2件の無罪判決を獲得しております。