上告審の弁護活動

上告審の目標

上告審の目標は、まぎれもなく高等裁判所の判決が誤っていることを明らかにし、当該判決を破棄してもらうことです。

高等裁判所の判決を破棄するためのパターンとしては、法律上3つのパターンが規定されています。

一つ目が、高等裁判所の判決に憲法違反があるというパターン(刑事訴訟法405条)。

二つ目が、高等裁判所の判決に判例違反があるというパターン(刑事訴訟法405条)。

三つ目が、405条の上告理由がなくても、原判決を破棄しなければ著しく正義に反すると言えるパターンです(刑事訴訟法411条)。

 

「原判決を破棄しなければ著しく正義に反する」と認められる場合

 ①判決に影響を及ぼすべき法令の違反があること

 ②刑の量定が甚だしく不当であること

 ③判決に影響を及ぼすべき重大な事実の誤認があること

 ④再審の請求をすることができる場合にあたる事由があること

 ⑤判決があった後に刑の廃止もしくは変更または大赦があったこと

 

 

上告審の弁護活動

上告審では、以上の法律の規定に従って、弁護活動の指針を定める必要があります。

 

証拠の提出

上告審は法律審なので、原則として証拠の取調べを行うことはありません。

しかし、弁護人としてどうしても提出すべきだと考える新しい証拠が生じる場合があります。

そのような場合には、上告趣意書に添付させた資料という形で証拠を提出することがあります。

 

上告趣意書がすべて

もっとも、原則として上告審では弁論が開かれませんから、上告趣意書がすべてということになります。

充実した上告趣意書を作成するために、原判決及びすべての証拠を検討し、

依頼者と一緒になって上告趣意書を作り上げる必要があります。

 

 

上告審の弁護活動に必要なもの

上告審の経験

弁護士になる前に、司法研修所で修習生として研修を行いますが、それは第一審の活動に限られます。

しかし、上告審の活動は第一審の活動とは全く異なりますから、経験を積まなければ上告審を担当する能力が育まれません。

上告審の弁護活動には、経験が必要です。

 

判決を分析する能力

また、上告審は高等裁判所の判決の合理性を問うものですから、判決を分析する能力が必要になります。

判決を分析し、高等裁判所の判決や事件全体の問題点をあぶりだし、その問題点に対してどのように反論するのかが重要です。

上告審の弁護活動には、判決を分析する能力が必要です。

 

確かな法的知識

上告審の理由には憲法違反や判例違反が挙げられています。

そのためには高等裁判所の判決と事件の分析を前提に、憲法違反や判例違反をあぶりだす能力が必要です。

また、憲法違反や判例違反が見つからない場合には、411条に沿った上告趣意書の作成が必要になります。

上告審の弁護活動には、確かな法的知識が必要です。

 

 

弁護士法人ルミナスの上告審弁護活動

弁護士法人ルミナスは、刑事事件・少年事件の専門事務所であり、上告審の経験も豊富です。

上告審の弁護活動は、弁護士法人ルミナスにお任せください。

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