執筆者

弁護士法人ルミナス 

弁護士 佐々木 さくら が執筆しました。

第1 裁判になるのか

80キロオーバーのスピード違反だと、基本的には公判、つまり法廷で裁判にかけられることとなります。

 

 

第2 公判弁護活動で力を入れるポイント

1 違反の有無・程度を慎重に吟味

証拠を精査して、そもそも、違反があったことが立証されるのか、どのくらいのスピードが出ていたのか等を慎重に判断して、罪状認否や証拠意見を決めていくことが求められます。

 

 

2 これまでの違反歴を踏まえた再犯防止策

今までに、スピード違反歴、交通違反歴がある場合には、なぜ今回も交通ルールを破ってしまったのか、それに対して今後どのように向き合い、気を付けていくのかについて、主張・立証していくことが重要です。

仮に、違反歴はない場合であったとしても、これまで速度超過を実際にしたことがあるのであれば、その点についても被告人質問で検察官や裁判官から質問を受ける可能性があります。それに対しては、異議を出すなど適切に対応できるように事前に準備をしておくことが望ましいです。

 

 

3 交通贖罪寄付・情状証人尋問

執行猶予の期間を少しでも短くしていくといったように刑罰の重さを争う場合には、情状証人の尋問を行うことが大切です。弁護人が、ご依頼者さまのご事情を知るご家族などからご事情を伺い、尋問事項を組み立てます。裁判の日には、実際に、法廷で証言をしていただくこととなります。

交通事故被害者救済等を行う機関に対して、寄付を行い、反省悔悟していることを態度として示していくという方針をとることもあります。

 

 

第3 判決の見込み

仮に、前科前歴なく、今回初めて80キロオーバーのスピード違反で起訴されてしまった場合、おおよそ、懲役6~8月執行猶予2~3年程度の刑罰が科されることとなると思われます。 もっとも、前科前歴の有無、超過速度等の個別の事情によって、懲役刑になるか罰金刑になるかや、執行猶予期間の長さ等の刑の重さは大きく変わってきますので、ぜひご相談ください。