刑事弁護専門雑誌「季刊刑事弁護109号」(2022年1月20日発行)の特集「量刑グラフに向き合う」に、「心神耗弱を争わず、情状弁護を尽くして執行猶予を獲得した事例」という論文が掲載されました。

 

裁判員裁判においては、被告人に対する具体的な刑罰の内容を検討する評議の際に「量刑グラフ」が参照されるため、検察官の論告や弁護人の弁論においても「量刑グラフ」を用いた意見が述べられます。

量刑を争う事件においては、弁護人としては、この「量刑グラフ」といかに向き合い、どのように「量刑グラフ」を活用した弁論を行うかが非常に重要となります。

 

本件では、「量刑グラフ」上は執行猶予を獲得することが難しいと思われたケースにおいて、悩みながらも、「量刑グラフ」の表面的な数字・傾向にとらわれることなく、本件において最も適切なケース・セオリーを検討したうえで、医師や社会福祉士と連携しながら情状弁護を尽くした結果、無事に目標とした執行猶予判決を獲得することができました。

 

裁判員裁判における「量刑グラフ」の活用については、論文の研究やケース検討等を通じて、常に新しい情報を取り入れながら議論・理解を深める必要があります。

量刑事件を担う弁護士の一人として、今後も日々研究を重ねて、研鑽を積んでまいります。

 

弁護士法人ルミナス東京事務所

弁護士 神林 美樹



刑事事件・少年事件の法律事務所
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