2024年8月21日、22日に金沢弁護士会で開催された法廷技術研修の講師を務めました。

今後裁判員裁判など刑事弁護を担当する弁護士が受講生となり、模擬記録に基づいて弁護方針を考え、冒頭陳述、主尋問、反対尋問、弁論を実演し、それに対して講師が講評と改善案を示すというのを繰り返す研修です。

私は、冒頭陳述、主尋問、反対尋問、弁論の各パートの講評、冒頭陳述の講義を行いました。

受講生は金沢弁護士会を中心とした北陸地方の若手弁護士の方でしたが、熱心に受講し、十分に準備された実演を行っていました。

受講生の実演に対し即座に講評を行うためには、講師側に法廷技術のしっかりとした理解が必要です。また、講師を務めることで自らの技術を高めることにも繋がります。

研修の準備にあたり、あらためて法廷で行った弁護活動を振り返って考えることで、弁護技術を考え直すことにもなります。

講師を務めることで様々な学びを得ることもあります。

当然ながら、研修で学ぶことは実際の事件で実践するためのものです。

全国各地でこうした研修が今後も多く行われることで、弁護士全体のレベルも上がっていくはずです。

これからも、私自身を含めて刑事弁護全体の技術向上のために尽力していきたいと思います。

 

 

弁護士法人ルミナス法律事務所埼玉事務所

弁護士 田中翔

 

刑事事件・少年事件を専門的に扱う
弁護士法人ルミナス法律事務所
東京 新宿/埼玉 浦和/神奈川 関内