クレプトマニア(万引き)|強迫性障害等の精神障害を抱える方の万引き事件で、執行猶予判決となった事案

事案の概要

 クレプトマニア・強迫性障害等の精神障害を抱える方の万引き事件でした。

 同種前科が複数ある中での再犯。

 合計4件の万引きが起訴され、被害金額は合計17万円以上に上りました。

 

 

弁護活動の内容

 ①ご依頼者の入院している医療機関を訪問し、主治医と直接面談をして、病状・治療状況・今後の治療計画等について、くわしい話を伺いました。

 

 ②治療に取り組むご依頼者・ご家族と複数回面会をして、治療状況の把握、及び、ご不安を抱えている皆様の精神面のサポートに努めました。

 

 ③捜査段階で行われた起訴前鑑定に同行して、検察官に病状等を説明するとともに、起訴前鑑定の鑑定資料に供するために、主治医の診断書・意見書等を提出しました。

 

 ④4件すべての被害店舗に被害弁償を行い、うち3件の被害店舗と示談が成立しました。

 万引きによりお店に多大なご迷惑をおかけしてしまったにも関わらず、弁護人を通じてご依頼者の心からの謝罪の気持ちと、治療への真摯な取り組み状況をお伝えしたところ、被害店舗の店長は、クレプトマニアや強迫性障害等の病気について理解を示して下さり、治療に真摯に取り組むご依頼者に対し、あたたかい励ましの言葉をかけて下さいました。

 

 

弁護活動の結果

 起訴前鑑定においても、

ご依頼者がクレプトマニア等に罹患していること、

本万引きもクレプトマニア等の症状による影響が強いものであることが認められました。

 

 裁判では、上記鑑定書や主治医の診断書等の証拠により、

ご依頼者の病状や、それが万引きに与えた影響の大きさについて立証し、

意思決定に対する非難可能性の減弱を主張するとともに、

治療に真摯に取り組んでいること、実際に治療効果が上がっていること、

家族がご依頼者の治療を懸命に支えていること等の事情を立証した結果、

社会内での更生が相当と認められて、執行猶予付きの判決となりました。



東京新宿・埼玉大宮にある刑事事件・少年事件の法律事務所
 弁護士法人ルミナス

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