クレプトマニア(万引き)|勾留請求が却下されて釈放、早期に治療へとつながった事案

事案の概要

ご本人(女性)は、クレプトマニア・摂食障害等を抱えていて、万引きの前科が複数ありました。前刑後に、再び万引きをしてしまい、在宅捜査を受けていました(別件の捜査継続中)。そのような中、ショッピングモールにおいて、再度万引きをしてしまい、現行犯逮捕されたという事案です。

 

 

弁護活動の内容

すぐに接見!

逮捕の連絡を受けて、すぐに、ご本人のいる警察署に駆け付けて、接見をしました。男性と異なり、女性が逮捕・勾留される場所は限られています(例えば、東京23区内には、女性の留置施設は、3つしかありません)。本件では、片道2時間以上かかる遠方の警察署に留置されてしまいましたが、急いで必要な書類を準備して、ご本人のもとに駆け付けました。

 

専門の医療機関への入院予約

ご本人と接見をして、今後はクレプトマニアの専門医療機関に入院して治療を受けることを決めました。そこで、接見終了後、家族に連絡をして、釈放された場合にはすぐに入院治療を受けられるように、病院との調整等を行いました。

 

検察官+裁判官との釈放交渉

病院への入院予約を完了したうえで、検察官・裁判官に対し、釈放を求める意見書を提出しました。書類を提出するだけではなく、実際に、検察庁・裁判所にも駆け付け、ご本人のクレプトマニアの病状・治療の必要性・入院の受け入れ先を確保していることなどを直接説明して、強く、釈放を求めました。

 

 

弁護活動の結果

万引き前科多数・別件捜査継続中における万引き再犯ということで、当初、検察官は釈放に強く反対していましたが、治療の必要性・入院の受け入れ環境が整っていることを説明して、粘り強く交渉した結果、裁判官は「勾留しない」という判断をして、ご本人は釈放されました。検察官も、最終的には治療に一定の理解を示してくれて、釈放決定に対する異議申し立て(準抗告)をしませんでした。ご本人は、その日のうちに釈放されました。そして、その後すぐに、専門の医療機関に入院をして、治療を受けることができました。

 

早期に専門的な治療につながることができた結果、ご本人は、いま、回復に向かいつつあります。



東京新宿・埼玉大宮にある刑事事件・少年事件専門の法律事務所 弁護士法人ルミナス

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