クレプトマニア(万引き)|同種前科が複数ある方の万引きの再犯で、不起訴処分となった事案

事案の概要

クレプトマニア・摂食障害等の精神障害を抱える方の万引き事件でした。万引きの前科が複数ある中、再犯してしまったという事案です。

 

 

弁護活動の内容

検事への申し入れ・取り調べ同行

ご本人は、家族の勧めもあり、繰り返す万引きをなんとかしたいと専門の医療機関を受診。そこではじめてクレプトマニアと診断されました。

検事による取調べは、かなり強引なもので、ご本人に対し、当時の気持ちとは異なる内容の調書を作成しようと、誤った誘導が繰り返されていました。そこで、検事にそれ以上強引な取り調べをさせないため、取り調べを録音・録画するよう申し入れをし、取り調べの可視化を実現しました。

また、弁護士が取り調べに同行し、検事に直接、ご依頼者のお話通りの調書を作成するよう強く申し入れをし、監視するとともに、ご本人の精神的な支援に努めました。

 

被害店舗との示談交渉

弁護人を通じて被害店舗に心からの謝罪の気持ちをお伝えし、被害弁償を行いました。被害店舗の店長は、ご依頼者直筆の謝罪文を受け取ってくださり、ご依頼者の謝罪の気持ちを受け止めてくださいました。そして、ご依頼者がクレプトマニアという障害の影響で犯行に及んでしまったことをご理解くださった結果、「ご依頼者を許し、刑事処分を求めない」という内容の示談が成立しました。

 

検事へ意見書の提出

この間、ご依頼者は、専門医療機関への通院を継続していました。

被害店舗との間で示談が成立したこと、ご依頼者がクレプトマニアの診断を受けていること、本件を受けてはじめてそのり患に気づき、日々懸命に治療に取り組んでいることを、意見書として、検事に丁寧に伝えました。

 

 

弁護活動の結果

その結果、ご依頼者は不起訴となりました。

クレプトマニアにり患している場合、自分の意思では繰り返す万引きを止めることができず、再犯してしまうという事案がよくあります。多くは、前科があり、より重い刑事処分が科されかねないことを理解しているにも関わらず、再犯に至ってしまいます。それは、それがクレプトマニアの病態だからに他なりません。

しかし、前科があったとしても、諦めてはいけません。適切な弁護活動を行うことで、本件のように、検事を説得し、不起訴処分を獲得することもかなう事案もあります。

諦めることなく、まずはご相談ください。



東京新宿・埼玉大宮にある刑事事件・少年事件専門の法律事務所 弁護士法人ルミナス

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