準強姦罪(現在の準強制性交等罪。否認事件・冤罪弁護)|無罪判決を獲得した事案

事案の概要

一緒に飲み会をしていた席で、女性が酔っ払ってしまって強姦されたとされる事案でした。逮捕されてから、ご家族からご依頼をいただきました。

 

 

弁護活動の内容

捜査段階の刑事弁護活動

初回接見としてご依頼をいただき、すぐにご本人に接見に行きました。ご本人は、飲み会をしていたことは記憶にあるが、その女性を強姦するなんてことは絶対にしていない、もしそんなことがあったとしたら、その飲み会に参加した他の男性がしたものだとお話しされていました。そこで、すぐに取り調べに対する対応方法をアドバイスし、その通り実践していただきました。また、検察官に対し、ご依頼者は犯人ではなく、その飲み会でそのようなことが行われていることも知らなかったと主張しましたが、検察官は、ご依頼者が犯人だとして起訴しました。

 

公判段階の刑事弁護活動

公判前整理手続を請求

ご依頼者が起訴されてすぐに公判前整理手続きの請求をしました。現在は、刑事訴訟法が改正され、公判前整理手続きを請求することができます。これにより、検察官が持っている証拠の一覧表を手に入れることができるのに加え、検察官の手持ち証拠を開示させることができます。この事案のように、冤罪で否認をするような事件の場合には、必ずしなければならない手続きであると言えます。

 

被害者の勘違いの可能性

開示された膨大な証拠を精査した結果、被害者の方が勘違いされている可能性が濃厚であることがわかりました。そして、その飲み会にいる他の男性が、今回起訴されている事件の犯人である可能性もとても濃厚であることがわかりました。そこで、真犯人はその男性であり、被害者が勘違いをした結果、ご依頼者が起訴されてしまったことを裁判で明らかにすることになりました。

 

被害者と男性への反対尋問

以上の方針を前提に、被害者に対しては、被害者の方が勘違いをしてしまったとしてもおかしくないような事実を反対尋問で獲得していきました。そして、真犯人とみられる男性に対しては、真犯人の男性に犯行が可能であったこと、以前の取り調べで一度は自分が真犯人であることを認めたという事実を反対尋問で獲得していきました。

 

 

弁護活動の結果

以上の反対尋問の結果、ご依頼者が犯人ではない可能性が十分にあるとして、無罪判決を獲得することができました。そして、ご依頼者は、勤め先は退職せざるを得ない状況でしたが、新しい勤め先を確保して、また新しい人生を歩み始めることができました。この事件も、もし有罪になっていたら間違いなく実刑判決になっていました。努力して培ってきた法廷技術を武器に、適切な反対尋問をした結果、無罪判決を獲得することができて、本当に良かったです。



東京新宿・埼玉大宮にある刑事事件・少年事件専門の法律事務所 弁護士法人ルミナス

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