窃盗罪|複数の窃盗事件につき、いずれも不起訴処分となった事案

事案の概要

勤務先において、同僚の方(複数名)の財布からお金を抜き取ってしまったという窃盗罪の事案です。お金を抜き取ってしまった期間は通算1年以上、回数は多数回に上りました。

 

 

弁護活動の内容

ご本人との面談を重ねる

窃盗行為をしてしまった期間が長く、回数も多数回に上るため、まずは、ご本人との面談を重ねて、事実関係の正確な把握に努めました。

過去の出来事については、ご本人の記憶に曖昧な部分があったため、時系列表を作成したり、メールの履歴等から当時の状況を推測するなど、事実関係を確認・整理するために、様々な工夫を凝らしました。

 

示談交渉

連絡先を教えていただくことができた被害者の方には、すぐに連絡を取り、ご本人の謝罪の気持ちをお伝えしたうえで、その方に対する過去の窃盗行為全てを対象とする示談交渉を行いました。

 

法務局への弁済供託

同僚であったという関係上、とてもショックが大きく、一切の連絡を拒否される被害者の方もいらっしゃいました。

被害者の方のご負担にならないよう慎重に配慮しながら、検察官を通じて、被害弁償の申出を行いましたが、受け取ることができませんという回答がありました。そのため、その方に対する被害弁償金については、管轄の法務局に弁済供託を行いました。

 

再発防止のための心理カウンセリング(心理療法)

ご本人が職場での窃盗行為を繰り返してしまった背景には、職場での人間関係の悩み、対人関係の不安がありました。

そこで、そのような心の悩み・不安の問題と向き合い、解決していくために、ご本人は、臨床心理士による心理カウンセリング(心理療法)を受診しました。そして、受診後には、必ずカウンセリング報告書を作成してもらい、臨床心理士によるカウンセリング実施報告書とともに、検察官に提出しました。

 

 

弁護活動の結果

示談成立・弁済供託等の被害弁償活動、心理カウンセリングを通じたご本人の反省の深まり、再犯可能性の減少などの事情が認められた結果、いずれの窃盗事件についても、不起訴処分となりました。



東京新宿・埼玉大宮にある刑事事件・少年事件専門の法律事務所 弁護士法人ルミナス

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