公判請求を回避した事案

脅迫罪|精神障害を有する方の事件で、公判請求を回避した事案

事案の内容

ご本人は知的障害と統合失調症をお持ちの方が、知人の方に、メールで脅迫文を送ってしまい、逮捕されてしまったという事案でした。ご本人には罰金前科があり、公判請求(起訴)もありうる状況でした。

勾留満期前に、ご家族からご相談を受けました。

 

 

弁護活動の内容

接見

知的障害や統合失調症を抱える方は、相手の表情や仕草に非常に敏感な場合があります。

接見当初より、こちらの意図が正確に伝わるように、細心の注意を払ってお話をしました。

無事、スムーズにお話をすることができ、何があったのか、ご本人のご意向もうかがうことができました。

 

示談の申し入れ

ご本人は、被害者の方に対し、謝罪と被害弁償の活動をしたいとのご意向をお持ちでした。

そこで、検察官を通じ、被害者の方への取次を依頼しましたが、被害者の方のご不安が大きく、残念ながら取り次いでいただくことができませんでした。

 

医療機関+福祉サービスとの連携

すぐに主治医にご連絡し、ご本人の病状、本件に与えた影響の有無・程度についてお話を聞き、診断書をご作成いただきました。

ご本人には、福祉サービスの利用経験があったため、そちらとも連絡を取り合いました。ご担当者の方に現状を報告し、社会復帰後のご本人がどのように生活していくのがベストか、ご本人のご意向も確認しながら、話し合いを重ねました。

また、医療的にも、現状のご本人に何が必要なのか聴取し、それを福祉とも共有し、環境を調整しました。

 

検察官との処分交渉

検察官は、当初、ご本人に前科があることを重視し、当初公判請求も視野に入れていました。

しかし、ご本人が抱える障害やそれが本件に与えた影響を考慮にいれるべきであること、社会復帰後、ご本人が再犯に至らないための環境が整ったことなどを主張立証し、公判請求すべきでない旨の交渉をしました。

 

 

弁護活動の結果

その結果、ご本人は、略式請求による罰金刑となり、公判請求を回避することができました。

 

各精神障害には固有の特性があります。また、その特性のどの部分がどの程度出るかは人それぞれです。

各障害特性を前提に、各ご依頼者とお話をしながら、どのような伝え方、お話の引き出し方が適切かということは、各精神障害等に対する専門的な知識や経験が必要です。

弊所では、精神障害をお持ちの方からのご依頼も多数お受けしております。

精神障害をお持ちのご家族が逮捕されてしまった、事件を起こしてしまったという場合には、ぜひ一度ご相談ください。

 

早期釈放を実現した事案

脅迫罪|勾留請求をさせなかった事案

事案の内容

ご依頼者が知人女性と口論になった際に、知人女性を脅迫したとされる脅迫罪の事案でした。

逮捕されてからすぐにご依頼をいただきました。

 

 

弁護活動の内容

依頼をいただいてすぐにご依頼者と接見しました。確かに、脅迫文言を言ってしまった事実自体は認められていましたが、もともと旧知の知人同士の喧嘩のような事案で、逮捕それ自体も不当ではないかと思われるような事件でした。

ご本人から事情聴取をしてすぐに配偶者から身元引受をもらい、翌日朝一番で検察官と面談しました。

そして、検察官に意見書を提出し、勾留の必要性など存在しないことを説明しました。

 

 

弁護活動の結果

その結果、勾留請求はされずにご依頼者はそのまま釈放されました。身体拘束が最短で済んで本当に良かったです。



刑事事件・少年事件の法律事務所
 弁護士法人ルミナス(東京新宿・埼玉大宮)