刑事弁護専門雑誌「季刊刑事弁護117号」(2024年1月20日発行)に、刑事弁護レポート「通り魔事件で心神喪失となった裁判員裁判の事例(統合失調症・境界知能)」が掲載されました。

 

本件は、責任能力が問題となった裁判員裁判(殺人未遂等)で、心神喪失・無罪判決となった事例です。

 

接見を重ねる中で、ご本人がずっと病気で苦しみ続けてきたこと、病気さえなければ事件は起きなかったであろうこと、治療が必要な方であることなどを強く感じて、幸い未遂にとどまった今の時点でなんとか医療観察に繋げたいという一心で、弁護活動を尽くしました。

 

また、責任能力弁護を尽くしながら、弁護人としてなしうる、付随的な活動にも多くの時間を割いたことが印象に残っています。

 

レポートの最後にも書かせていただきましたが、「弁護活動に全力を尽くしながら、障害を抱えている被告人の利益、ひいては社会全体の利益にもつながる支援にも目を向け、弁護人としてなしうることを尽くすことは、直接伝わることはないかもしれないが、弁護人に対する信頼へとつながり、被告人の利益に資するものと信じて、これからも真摯に自己の職責を全うしていきたい」と思います。

 

 

弁護士法人ルミナス法律事務所

弁護士 神林美樹

 

刑事事件・少年事件を専門的に扱う
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