平成31年2月19日、20日にさいたま地方裁判所で開催された、埼玉弁護士会とさいたま地方裁判所との合同模擬裁判(模擬評議)に検察官役として参加いたしました。

 

裁判員裁判の評議は公開されることがないため、我々弁護士や検察官は、どのような評議がされているのか知る由がありません。

そこで、合同模擬裁判(模擬評議)という形で、架空の事例を題材に実際に裁判を行い、評議室を中継してどのような評議を行っているのかを公開するという試みです。

我々弁護士や検察官が、実際に裁判所がどのような評議をしているのかを知ることができるのは、この機会しかありません。

当事務所の弁護士中原は、かつてこの模擬裁判(模擬評議)に弁護人役で参加しましたが、今回、検察庁が不参加だったため、検察官役で参加しました。

 

今回は、強制わいせつ致傷罪の自白事件を題材に、双方がポイントを絞って主張し、それがどのように裁判員に届くのか知ることができました。

特に、評議室で、裁判員の方がどのようなポイントに興味を示し、どのようなポイントを重視するのかを知れたのは、非常に大きな収穫でした。

 

裁判所がどのように評議をするのかを知らないで、裁判員裁判を闘うことはできません。

当事務所は、裁判員裁判について、このような研修に参加することによって、評議のやり方を前提にした戦略を立てることができます。

特に、本件のような強制わいせつ致傷罪には、執行猶予が付くのか、それとも実刑となってしまうのか、その境界線上の事案がたくさんあります。

そのような事案では、裁判員裁判に強い弁護士に依頼すべきです。

裁判員裁判対象事件の強制わいせつ致傷罪や強制性交等致傷罪でお困りの方は、裁判員裁判に強い当事務所にご依頼ください。

 

弁護士法人ルミナス法律事務所横浜事務所

弁護士 中原潤一

 

刑事事件・少年事件を専門的に扱う
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