令和5年9月27日に、徳島・茨城県弁護士会で合同開催されました、日弁連発展型研修「責任能力が問題となる事件の弁護活動」の講師を第一東京弁護士会の森岡かおり弁護士と共に務めました。
本研修では、責任能力が問題となる事件について、捜査段階(接見、取調べ対応、証拠収集、起訴前鑑定の対応等)、公判前整理手続段階(証拠開示、鑑定請求、ケースセオリーの検討等)、公判段階(冒頭陳述、被告人質問、鑑定人尋問、最終弁論等)の各場面における弁護活動について、基礎講義及びケーススタディを用いた検討を行いました。
3時間という長丁場でしたが、研修の後半では、開催会の先生にもご参加いただいてディスカッションを行い、主として裁判所に対する鑑定請求について意見交換を行いました。
責任能力は、刑事司法と司法精神医学が交差する難しい問題であり、難解であるがゆえに、苦手意識が生じやすい分野の一つであると思います。
私自身、日弁連の責任能力PTや精神科医の先生方との協議会、日本司法精神医学会大会等に参加させていただき、責任能力弁護に関する最先端の議論・研究を行う貴重な機会をいただいて、非常に多くのことを学ばせていただきました。
そのような貴重な経験を通じて学ばせていただいたことを少しでもお伝えできるように、そして、これからも日々、研鑽を積んでまいりたいと思います。
お忙しい中、徳島・茨城県弁護士会のたくさんの先生にご参加いただき、本当にありがとうございました。
弁護士法人ルミナス法律事務所
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