平成29年3月30日、31日に水戸地方裁判所で開催された、茨城県弁護士会の法廷技術研修で講師を務めました。
今回は、プログラムディレクターとして研修の内容を構築したほか、冒頭陳述、反対尋問の全体講義及び冒頭陳述、主尋問、反対尋問、最終弁論の各実演の講評を行いました。
受講された弁護士の皆様は、若手の方が中心でしたが、皆さんやる気に溢れていてとても充実した研修となりました。
しかし、水戸では裁判員裁判だとしても未だに当事者席で弁論を読み上げるスタイルが中心であると弁護士会の先生や水戸地方裁判所の裁判官がおっしゃっていました。これは、非常に残念なことです。きちんとした形で法廷技術を身に付ければ、ペーパーを持たずにアイコンタクトを取りながら、時にはビジュアルエイドを利用した弁論の方が明らかにわかりやすく、裁判官や裁判員の心をつかむことも容易であるというべきです。今回、研修を受けた先生方が、これまでの「慣例」にひるむことなく、水戸の地でわかりやすい法廷弁護活動をされることを心から祈っております。
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