目次

1.示談が成立し、不起訴処分となた事案
2.執行猶予判決を獲得した事案

 

 

示談が成立し、不起訴処分となった事案

準強制わいせつ罪|示談が成立し、不起訴処分となった事案

事案の概要

女性が抵抗できない状態であることに乗じて、身体を触るなどのわいせつ行為をしたとされる準強制わいせつの事案でした。

 

 

弁護活動の内容

ご本人様は、してしまった行為を深く反省されており、被害者の女性に謝罪と示談を希望していました。被害者の女性の心の傷は深く、当初は示談に対しては消極的なお気持ちでしたが、弁護士が、ご本人様とともに、被害者の女性のお気持ちに配慮した誠実な活動に努めました。

 

 

弁護活動の結果

その結果、最終的には謝罪を受け入れていただくことができ、示談が成立し、ご依頼者は不起訴になりました。

被害者の女性からは、「弁護士さんとお話しできてよかったです。私の気持ちもちゃんと汲んで下さり、やっと気持ちに区切りがつけられます。ありがとうございました。」と言葉をかけていただきました。

 

 

準強制わいせつ罪|示談が成立し、不起訴処分となった事案

事案の概要

女性が心理的に抵抗することが著しく困難な状態を利用して、わいせつな行為をしたという準強制わいせつの事案について、被害者の女性に謝罪し、示談をしたいというご依頼をいただきました。

 

 

弁護活動

ご依頼をいただく前に、被害者の女性から、一度示談を断られたという経緯がありました。そのため、あらためて示談の申入れをすることで被害者の女性に再度苦しい思いをさせてしまうことがないよう、ご心情に慎重に配慮してお話をいたしました。

 

 

弁護活動の結果

最終的には謝罪を受け入れていただくことができ、示談が成立して、不起訴処分となりました。

 

※刑法改正により、強制わいせつ罪は、親告罪ではなくなりました。そのため、現行法の下では、被害者の告訴がなくても、裁判になることがあります。もっとも、現行法下においても、示談が成立し、被害者に謝罪を受け入れていただくことができた場合には、不起訴処分となる可能性が高くなります。

特に、性犯罪の場合には、被害者の方は、かならずしも刑事処罰だけを求めているわけではありません。被害者の方のご不安、苦しみは、事件後もずっと続いています。そのようなご不安や苦しみを少しでも軽減できるように、被害者の方の声に真摯に耳を傾け、あらゆる痛みを受け止め、誠意を尽くしてお話をすることが何よりも大切なことだと考えています。

 

 

執行猶予判決を獲得した事案

準強制わいせつ罪|執行猶予となった事案

事案の概要

準強制わいせつ罪を複数回行ってしまったことで、逮捕・勾留されてしまったという事案でした。

準強制わいせつ罪で逮捕・勾留されてから、ご依頼をいただきました。

ご本人は反省をされており、被害者に謝罪と被害弁償をさせていただきたいとおっしゃっていました。

 

 

弁護活動の内容

何度か再逮捕がなされる中、捜査段階で被害者の方に謝罪と被害弁償ができ、示談が成立した件については、不起訴になりました。

裁判になってしまった件では、裁判になってから被害者の方と示談が成立しました。

そして、ご本人様の反省の気持ち、被害者の女性に誠意をもって謝罪や被害弁償をしたこと、示談が成立したこと、性犯罪の再犯防止プログラムに取り組んでいること、ご家族の更生支援などの事情を裁判で主張・立証した結果、判決ではこれらの事情が積極的に評価されました。

本件では、性犯罪を繰り返してしまったという事情がありました。そこで、性依存症の専門家とも連携しながら、逮捕直後の段階から、性犯罪の再犯防止プログラムに取り組み、裁判では、カウンセリングを担当した専門家証人に出廷いただき、治療の必要性・現在の状況、今後治療計画等について証言にいただきました。

 

 

弁護活動の結果

その結果、ご本人様の更生意欲、周囲のサポート体制、治療の必要性・治療環境の存在などが認められ、執行猶予判決(保護観察なし)という結果になりました。

性犯罪を繰り返してしまう方のケースでは、専門機関と連携し、性犯罪の再犯防止プログラムに取り組むことがあります。

当事務所では、性犯罪の再犯防止プログラムを行っている専門機関との連携が可能です。

性犯罪を繰り返してしまうことにお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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