記事を執筆した弁護士
弁護士法人ルミナス 代表
弁護士 中原 潤一
弁護士法人ルミナス代表弁護士。日弁連刑事弁護センター幹事、神奈川県弁護士会刑事弁護センター委員、刑事弁護実務専門誌編集委員等を務め、全国で弁護士向けの裁判員裁判研修の講師を多数務めている。冤罪弁護に精通し、5件の無罪判決を獲得。少年事件で非行事実なしの決定等の実績を有する。逮捕・勾留されているご依頼者を釈放する活動、冤罪事件の捜査弁護活動及び公判弁護活動、裁判員裁判等に注力している。
弁護士法人ルミナスの内部勉強会
弁護士という職業は、常に勉強をしなければご依頼者のお役に立つことができません。
常に最新の情報をアップデートし、かつ動向や運用等に目を光らせなければなりません。
そのために、当事務所では、定期的に弁護士内で勉強会を開催しています。
具体的な事例をもとに、より良い弁護活動をするためにどうすればよかったのか、相互に確認し、研鑽し、高めあっています。
勾留実務に関する勉強会
先日の研修は、勾留実務に関する勉強会を実施しました。
それぞれの弁護士が、本来は釈放されるべきだったと思われるのに、裁判所が勾留を認めた事案を持ち寄り、現在の裁判所の傾向や、具体的にどのような活動をしなかったのか、どのような活動が足りなかったのか、どのような活動があり得たのかということについて議論しました。
当事務所では、多くの事案で勾留請求却下や、勾留決定に対する準抗告認容決定を得ていますが、同時に、勾留が認められてしまっている事案、勾留決定に対する準抗告棄却決定もあります。今後、そのような事案でも釈放が認められるように、弁護士内で議論を交わしました。殺人未遂罪、強制わいせつ罪等罪名として重い事案もありましたが、釈放が認められた事案と比較しながら、弁護士それぞれが自身の活動を反省し、自身の活動の改善につながる議論ができました。
弁護士法人ルミナスでは、今後も、このような逮捕・勾留に関する勉強会だけではなく、窃盗・強制わいせつ等の依存症が疑われるケースの弁護活動や、違法収集証拠の排除を争う事件、覚醒剤の密輸事件など幅広いテーマで勉強会を行っていく予定になっています。
皆様に最良の弁護活動を提供できるよう、弁護士一同研鑽を積んで参ります。
弁護士法人ルミナス法律事務所横浜事務所