2023年2月3日に第一東京弁護士会で開催された、裁判員裁判研修(入門編)の講師を務めました。
この研修は、第一東京弁護士会において、裁判員裁判対象事件(原審が裁判員裁判事件であった控訴審を含みます)の国選名簿に登載するために受講が義務付けられている研修になります。
裁判員裁判の対象事件とは、以下の事件のことです(裁判員の参加する刑事裁判に関する法律2条1項)。もっとも、裁判員等が畏怖し裁判員の職務ができないと認められる等の一定の場合には、例外的に対象事件から除外されます。
①死刑又は無期の懲役・禁錮に当たる罪に係る事件
②法定合議事件のうち、故意の犯罪行為により被害者を死亡させた罪に係る事件
代表的な裁判員裁判対象事件としては、以下のものが挙げられます。
・殺人、傷害致死
・強制わいせつ致傷、強制性交等致傷
・強盗致傷、強盗致死
・現住建造物等放火
・通貨偽造、偽造通貨行使
・覚醒剤の密輸
昨年度に引き続き、刑事弁護委員会委員の大槻展子弁護士、加藤隆太郎弁護士と3名で講師を担当いたしました。
Zoomでのオンライン実施となりましたが、3時間という長丁場の研修であるにもかかわらず、総勢30名以上の先生方にご参加いただきました。
今回は、法廷弁護技術の基礎として、裁判員裁判における冒頭陳述、主尋問、反対尋問について、講義を担当いたしました。
これからはじめて裁判員裁判を担当される先生にもわかりやすいように基礎的な知識を確認しつつ、できる限り最新の弁護実務についての情報も盛り込み、実践的な研修となるように努めました。少しでも受講いただいた先生方の参考になれば幸いです。
当事務所の弁護士は、常時、多くの裁判員裁判を担当しております。
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弁護士法人ルミナス法律事務所
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