2024年11月28日に、司法面接が問題となる事件の弁護活動についての研修講師を務めました。
これは、私が所属しているK-BenNextGenという団体が主催したもので、東京弁護士会の松本浩幸弁護士と共同講師として、それぞれ司法面接が問題となった事件で無罪となった事例をもとに、司法面接がなされた事件での弁護活動をどのようにしていくのが良いかという研修を、弁護士を対象に行ったものです。
現在、年少者に対しては原則として司法面接が行われています。
概ね高校生以下の供述が問題となる事案では、司法面接が実施されています。
この司法面接には、その趣旨やその趣旨に照らした実施方法が存在するのですが、現実の司法面接では、それが全く活かされておらず、むしろ禁忌とされていることすらしていることがあります。
そのポイントを知らないまま事件に臨んでしまうと、決定的な問題点を適切に把握することができずに、なし崩し的に有罪判決を受けてしまうことがあります。
今回は、強制わいせつ罪(現在の不同意わいせつ罪)や強姦罪(現在の不同意性交等罪)で実際に無罪になった事例をもとに、そこで行われた司法面接のどのような問題点に着目し、どのような観点から弁護活動を展開したのか、そこから一般論として、無罪を獲るための弁護活動としてどのような点に着目するべきだということが言えるかということについての研修を行いました。
今後も、当事務所ではこのような形で、日本の刑事司法の発展に寄与していきたいと考えております。
弁護士法人ルミナス法律事務所横浜事務所
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