令和５年７月２８日に神奈川県弁護士会で開催された，裁判員裁判名簿搭載研修の講師を務めました。

神奈川県弁護士会では，裁判員裁判対象事件の国選弁護人となるためには，その名簿に搭載されるための研修を受けなければなりません。特に専門的な能力が要求される裁判員裁判対象事件では，最低限の能力を有していなければ憲法３７条３項が要請する「資格を有する弁護人」とは言えないからです。
神奈川県弁護士会では，裁判員裁判対象事件の国選弁護人となるためには，この研修と，９月に実施される法廷技術研修を受講しなければならないこととなっております。
この研修では，ある裁判員裁判をもとに，被疑者段階の捜査弁護活動，公判前整理手続，量刑事件の公判弁護活動について特に重要なポイントに絞って講義をしました。
今後もこれらの研修により，神奈川県の弁護士の刑事弁護能力向上に寄与して行きたいと考えております。

 

弁護士法人ルミナス法律事務所横浜事務所

弁護士　中原潤一